あれは、何だ!
鳥?
飛行機?
スーパーマン?
いや、錆びたエンジンだ!
携帯は、こちらから
エスカルゴの大手術が始まった。
まずは、
エンジンを舟から摘出する。
船内では、エンジンの左側は、ほとんど床板で覆われて
上下のスペースも数センチしかない。
真上につり上げると床板に干渉してエンジンを取り出す事は出来ない。
上に持ち上げる前に右に寄せなくてはならない。
左横に飛び出している、オルタネーターとインタークーラーを船内で取り外し
ほんの少しだけクレーンでつり上げる。
その瞬間!
エンジンは、ゴットンと音を立て右側に移動した。
ラッキー! チャチャチャ!
そのままゆっくりと揺れながら上っていく。
ドッグハウス入り口との隙間は、2~3cmだ。
ギリギリセーフ! 摘出成功だ。
エンジンって
広い所で見ると思っていたより小さい。
これから、水漏れを修理し
ゴムホース消耗品を取り替えて錆びた部分を磨く。
きっと春までには、新品同様に生れ変るだろう。
エスカルゴ、20歳のお祝いプレゼントだ。
Happy~20th!